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OpenAI for Healthcareが登場!医療特化AIでカルテ作成や事務作業を自動化する方法

ChatGPT / OpenAI for Healthcare医療DX業務効率化電子カルテ介護・ヘルスケア
AI編集部

ラクタノ AI編集部

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日々の診療やケア業務の中で、「書類作成」や「カルテ入力」に追われていませんか?

「患者さんと向き合う時間をもっと増やしたいのに、事務作業が終わらない」

そんな医療・介護現場の悩みを解決する画期的なツールが、OpenAIから発表されました。その名もOpenAI for Healthcareと専用アプリChatGPT Healthです。

これまでセキュリティの懸念からAI導入に慎重だった医療機関でも、安心して使えるように設計されたこの新サービス。中小規模のクリニックや介護施設でどのように活用できるのか、わかりやすく解説します。

OpenAI for Healthcare / ChatGPT Health とは?

一言で言うと、「医療知識を専門的に学び、セキュリティを鉄壁にしたChatGPTです。

通常のChatGPTと違い、医学論文や症例データで追加学習を行っているため、専門用語や複雑な医療略語を正確に理解します。また、医療現場で最も重要な「個人情報保護」の観点から、HIPAA(米国の厳格な医療情報保護法)などの基準に準拠しています。

主な特徴

  • 医療特化の賢さ: 専門的な病名や薬剤名、ICD-10(国際疾病分類)コードなどを正確に扱えます。
  • 高セキュリティ: 入力した患者データがAIの学習に使われることはありません(法人プランの場合)。
  • 情報の裏付け: 回答する際に、根拠となるガイドラインや論文を明示する機能があり、誤った情報の生成(ハルシネーション)を抑制します。

具体的な使い方・操作手順

ここでは、中小規模のクリニックで明日からすぐに役立つ2つの主要機能の使い方を紹介します。

1. 診察の自動記録(アンビエント・スクライブ)

診察中の会話をAIが聞き取り、自動でカルテの下書きを作成してくれる機能です。

【手順】

1アプリ起動: スマートフォンやタブレットで「ChatGPT Health」アプリを立ち上げます。
2モード選択: 「診察記録モード」を選択し、録音ボタンを押します。
3診察実施: 通常通り、患者さんと会話しながら診察を行います(PCに向かってタイプする必要はありません)。
4自動生成: 診察が終わって停止ボタンを押すと、数秒で会話内容がSOAP形式(主訴、所見、評価、計画)に整理され、テキスト化されます。
5確認・修正: 生成された内容を医師が確認し、必要に応じて微修正して電子カルテに貼り付けます。

これだけで、カルテ作成にかかる時間を半分以下に短縮できる可能性があります。

2. 紹介状・サマリーの作成支援

時間のかかる診療情報提供書(紹介状)の作成も、AIがサポートします。

【手順】

1情報入力: セキュアな環境(Teamプラン以上)のPC版ChatGPTを開き、患者の経過や検査結果のテキストを入力します。

指示例: 「以下の経過情報を基に、循環器内科への紹介状のドラフトを作成してください。宛先は〇〇病院です。」*

2ドラフト生成: AIが丁寧な医療用語を用いた紹介状の文面を作成します。
3仕上げ: 医師が内容に誤りがないか確認し、署名して完成です。

中小企業・クリニックでの活用シーン

大規模病院だけでなく、地域のクリニックや介護施設でこそ、その効果を発揮します。

事務作業の劇的な効率化

医師だけでなく、医療事務スタッフや看護師の負担も軽減します。

  • AI問診: 患者さんがスマホで入力した「お腹が痛い、キリキリする」といった主訴を、「心窩部痛、鋭利痛あり」といった医療用語に変換してカルテに準備します。
  • 会議録の要約: 院内ミーティングやカンファレンスの録音データを読み込ませ、決定事項だけをまとめた議事録を一瞬で作成します。

患者さんへの説明資料作成

  • インフォームド・コンセントの補助: 専門的な病状説明を、「小学生でもわかるように」「高齢の患者さん向けに」といった指示で書き換えることができます。これを印刷して渡すことで、患者さんの理解と満足度が向上します。

介護・薬局での記録業務

  • 薬歴・ケア記録: 薬局での服薬指導や、介護施設での日々の様子を音声でメモしておき、後でAIに「日報形式にまとめて」と指示すれば、記録業務が完了します。

料金・プラン情報

中小企業が導入する場合、セキュリティが担保される「法人向けプラン」の契約が必須です。

  • 推奨プラン: Teamプラン(またはEnterpriseプラン)
  • 価格: 1ユーザーあたり月額 約4,000円〜5,000円(25〜30ドル前後)
  • 条件: 最低2ユーザーから契約可能

【ここがポイント】

無料版のChatGPTは、入力データがAIの学習に使われる可能性があるため、医療情報の取り扱いには適していません。必ず「Team」以上のプランを選び、月額数千円のコストは「優秀な医療秘書を雇う費用」と考えれば、非常に高いコストパフォーマンスが得られます。

注意点・制限事項

導入にあたっては、以下の点に注意してください。

1最終確認は必ず「人」が行う

AIは非常に優秀ですが、100%完璧ではありません。稀に事実と異なる内容(ハルシネーション)を出力することがあります。生成されたカルテや書類は、必ず医師や専門職が責任を持って確認・修正してください。

2設定の確認

法人プランであっても、管理画面で「トレーニングへのデータ利用」がOFFになっていることを最初に確認しましょう。また、日本国内のガイドライン(3省2ガイドライン)への対応詳細については、システム担当者やベンダーに確認することをお勧めします。

3患者さんへの配慮

診察中の会話を録音・解析する場合は、事前に患者さんに「AIによる記録補助を利用します」と伝え、同意を得る運用フローが必要です。

まとめ

OpenAI for Healthcareは、医療現場の働き方を変える強力なパートナーです。

【導入のポイント】

  • まずはTeamプランで契約: セキュリティを確保しましょう。
  • 事務作業からスタート: 紹介状の下書きや、患者説明資料の作成など、リスクの低い業務から使い始めましょう。
  • 医師の確認を徹底: AIはあくまで「補助」です。最終判断は人間が行います。

月額数千円から始められるこのツールで、事務作業の時間を削減し、患者さんと向き合う時間を増やしてみませんか?まずはアカウントを作成し、身近な書類作成から試してみることをお勧めします。

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